マレーシアのナジブ首相が24日に発表した最新情報にもとづき、中国海上捜救センターは同日夜、対策案を検討、捜索力を強化することを決定した。捜索船を南インド洋海域に増派し、機体の残骸の発見に力を尽くす方針。人民日報が伝えた。
中国外交部(外務省)の洪磊・報道官は24日、音信が途絶えたマレーシア航空機の捜索状況について、「中国は引き続き時間との闘いを続け、捜査活動に総力を挙げている。一縷の望みがある限り、決して捜査を中断することはない」とコメントした。
洪報道官は、以下の通り続けた。
中国空軍の戦略輸送機「Il-76」の乗組員が24日、インド洋南部の海域で、行方不明機の残骸らしき物体を目視で発見した。巡視船「海巡01」と救助船「南海救101」は、中国南部の捜索海域から、オーストラリア政府が「浮遊物を発見した」と発表した海域に向かって進んでいる。また、中国海軍の揚陸艦「昆侖山号」、補給艦「千島湖号」、ミサイル駆逐艦「海口号」も、不明機墜落の疑いがある海域に向かっている。さらに、巡視船「海巡31」と救助船「南海救115」が、全速力で中国南部の捜索海域に向かっている。極地観測船「雪竜号」と商船「中海韶華号」は、25日中にも問題の海域に到着する見通し。
中国海軍第17陣護衛艦隊は24日午前、不明機捜索の任務を遂行するため、インド洋南部に向けて出発した。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年3月25日
|