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習近平主席、オランダのルッテ首相と会談

 

習近平国家主席は23日、ハーグでオランダのルッテ首相と会談した。双方は両国関係や中国・EU関係をめぐり意見を交換し、重要な共通認識に達した。また共同声明を発表し、開放的・実務的な中国・オランダの全面的協力パートナーシップを構築することで一致した。

習主席は両国関係について、以下の通り提案した。

(1)ハイレベル交流を保ち、相互に尊重し合い、相互信頼を深める。互いの核心的利益・重要な関心ごとを尊重する。

(2)両国協力における農業と水利の基礎的な役割を重視し、乳業、育種、洪水防止、人材育成、食品安全、技術開発などの協力を重点的に強化する。中国はオランダが乳製品の対中輸出を拡大することを歓迎する。

(3)相互交流を強化し、商品、人員、技術の自由な流動を促進する。中国は上海自由貿易試験区の建設にオランダが参与することを歓迎する。双方は人的往来を奨励し、学生および研究者の交流を拡大し、観光協力を強化する必要がある。中国はオランダに中国文化センターを建設することを決定した。

(4)中国はオランダが中国の新型工業化、都市化、情報化、農業現代化に参与することを歓迎する。オランダが省エネ・環境保護、新エネルギー、都市の持続可能な発展、金融サービスなどの分野で新たな協力を切り開き、中国・EU協力において模範的な役割を発揮することを歓迎する。

(5)相互開放と自由貿易を堅持し、共に保護貿易主義に反対する。中国はオランダが、中国企業のオランダでの投資に向けより多くの便宜を提供することを希望する。また、オランダがEU内で積極的な役割を発揮し、中国・EU投資協定の早期締結が推進され、中国・EU自由貿易区建設の共同フィージビリティスタディができるだけ早く始動し、ワイヤレス通信製品の貿易摩擦が適切に解決されることを望む。

ルッテ首相は「オランダは中国と密接な交流を保ち、2国間貿易および双方向の投資を拡大し、科学研究、食品安全、社会保障、環境保護、サービス業などの分野における協力を強めていきたい。オランダはまもなく重慶に総領事館を開設する。これにより、オランダと中国中西部の交流・協力がより一層推進されるだろう。中国とEUの貿易・投資促進に関する中国の建議は、双方の共通の利益に合致する。オランダは自由貿易を主張し、EU内で引き続きEU・中国の協力を積極的に推進していく」と述べた。

双方はこのほか、核安全問題について意見を交わし、「その他の各方面と共に努力し、第3回核セキュリティ・サミットを成功に導き、引き続き国際協力を保ち、推進していく」との見方を示した。

両国の指導者はまた、エネルギー、農業、経済貿易、文化等の分野における協力文書の調印式に立ち会った。(編集SN)

「人民網日本語版」2014年3月24日

 

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