航空会社の格付け機関Airline Ratings.comはこのほど、「世界で最も安全な航空会社トップ10」を発表、カンタス航空(オーストラリア)が首位の座に輝いた。オーストラリアの華字紙Australian New Express Daily(電子版)が13日付で伝えた。
今月8日に旅客機が行方不明となったマレーシア航空は、トップ10にランクインしていない。
AirlineRatings.comは、世界の航空会社448社を対象に安全度を比較、最も安全な航空会社トップ10を選出した。
各地の航空管理機関や主要エアライン協会による審査・評価および各航空会社の安全に関する記録が評価の指標となっており、乗客の死亡事故が過去10年発生していない航空会社は加点される。ハイジャックやテロは評価対象外。
評価の結果、137社が最高ランクである7つ星を獲得した。カンタス航空は、1951年以来、飛行中の大事故を起こしておらず、安全度でトップに立った。
カンタス航空に続いて2位と3位を占めたのは、ニュージーランド航空とエミレーツ航空(アラブ首長国連邦)だった。キャセイパシフィック航空(中国香港)、シンガポール航空、エバー航空(中国台湾)、全日空(ANA)の各社もトップ10入りを果たした。
今回、安全度ワースト3の航空会社も発表された。ワースト3に入ったのは、カームエア(アフガニスタン)、スキャット・エア(カザフスタン)、ブルーウイングエアラインズ(スリナム)。
AirlineRatings.comによると、2013年に発生した航空機事故件数は29件(死者269人)と、1945年以来最も少なかった。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年3月18日
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