江蘇省中旅旅行社海外旅行センターの呉艶・総経理は10日、「マレーシア航空機行方不明事件の影響で、南京では、ツアー申込客の一部からツアーキャンセルが入っている。事故機の消息が今もなお不明であることから、『シンガポール・マレーシア・タイ』周遊ツアーに参加予定の旅客の一部は、『恐くて飛行機に乗れない』という理由でツアー申込をキャンセルしている」と話した。中国新聞網が伝えた。
8日午前1時20分、マレーシア・クアラルンプール発北京行きのマレーシア航空MH370便(乗客乗員239人)が、ベトナムの空域に入った後、管制塔との交信を断ち、レーダーからも消えた。63時間が経過した今も、消息不明の状態が続いている。
江蘇省中旅の呉艶・総経理は、「この事件の影響を受け、南京では、『シンガポール・マレーシア・タイ』周遊ツアー参加予定客の一部が、『恐くて飛行機に乗れない』ことを理由に、申込をキャンセルしている。再びこのような事件が起こるのではないかという恐怖心が、同路線のツアーキャンセルが出る原因となった」と語った。
南京出発のツアーの中で、事件が起きたマレーシア航空を利用するものがあるのかどうかについて、呉総経理は、「今のところ、マレーシア航空利用のツアーはない。『シンガポール・マレーシア・タイ』周遊ツアーには、別の会社の航空機の利用を予定している。南京発のツアーの場合、華東地域から出発するツアーが大多数を占めるため、マレーシア航空利用のものはほぼ皆無だ。しかし、フリーの観光客については、その限りではない」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年3月11日
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