王毅外交部長(外相)は8日、第12期全人代第2回会議の記者会見で、中国の外交政策や対外関係について国内外の記者の質問に答えた。
仏パリ・マッチ記者:今月末に習近平国家主席が欧州を訪問する。習主席はどのようなメッセージを携えて訪問するか?欧州連合(EU)機関も訪問するが、どのような考えによるものか?
王毅外交部長(外相):今年の中国外交において欧州は優先的位置づけにある。習近平主席が今月下旬に欧州を訪問する。大国間関係の推進に向けた新たな外交活動であり、中国・欧州関係に新たな歴史的1ページを開くに違いない。中国・欧州関係のキーワードは「協力」だ。現代世界の二大パワー、二大文明、二大市場である双方間の協力は当然全方位的で戦略的なものだ。特に中国が発展方式の転換を加速し、改革の全面的深化を始動する過程において、欧州はわれわれにとって潜在力と空間を極めて備える戦略的協力パートナーだ。
習主席の今回の歴史的訪問によって、双方の発展戦略の深いレベルでの結合が促されるだろう。双方は科学技術革新、省エネ、環境保護、新型の都市化、コネクティビティ、人的・文化交流などの重要な分野で重点的に互恵協力を強化する。われわれは双方の投資協定交渉の推進も希望し、今後の自由貿易の取り決めにも着眼している。もちろんわれわれは、国際問題での戦略面の意思疎通を強化し、国際関係の民主化と多極化を共同で促すことも望んでいる。
「中国と欧州が協力すれば、世界はさらに安全で、均衡ある、素晴らしい場所になる」との言葉には誰もが賛成すると思う。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年3月9日
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