2月8日、パリの中国文化センターで中国の伝統楽器「古筝」を演奏する女性。
中国文化部(省)の蔡武・部長は24日、中国国内外の中国文化愛好者に新年の挨拶を送った。「駐外中国文化センター発展計画」によると、中国は2020年までに、世界の主な国や地域に、中国文化センター50カ所を設置する計画だ。同センターは、中国が海外と文化交流を実施し、中華文化の宣伝を推進する上で、大きな役割を果たすプラットホームとなる。現在までに、同センターは世界各地14カ所に設置され、運営されている。人民日報海外版が報じた。
■フランスの元首相夫人が中国語を勉強
中国は1988年にモーリシャスとベナンに文化センターを設置。その後も中国は、経済成長に伴い、文化の宣伝を強化してきた。現在では、計26カ国と文化センター設置に関する合意に達している。
フランスのジャン=ピエール・ラファラン元首相の妻であるAnne-Marie Perrier夫人は2008年から、パリの中国文化センターで中国語を勉強しており、「早くから中国に注目していた。しかし、03年に初めて中国を訪問して中国の大きな変化を知った。多くの人が中国語を勉強することで、現在の中国について理解することが必要」との見方を示している。現在、フランスでは、大学100校以上が中国語の専攻学科を設置しているほか、中国語の授業を開設する小中学校もある。
現在、世界各地で「中国語ブーム」が起きている。例えば、ドイツでは中国語を勉強する人が5倍に増え、ベルリンにある中国文化センターに開設されている中国語のクラスも人気となっている。また、海外メディアの報道によると、英語を母語とする人の間ではここ15年、中国語がフランス語、スペイン語、ドイツ語に次ぐ外国語となっている。
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