◆自転車通勤族、数百元でマスクを購入
「N95マスクを1ダース」、「売り切れで綿製のマスクしか残っていません」記者が先週土曜日、嘉園路付近の薬局で問い合わせたところ、一部薬局の高級マスクはすでに売り切れになっていた。バス停にある24時間営業の薬局の店員は、「金曜日の朝に、出勤途中の人の購入が相次ぎ売り切れになり、週末に緊急で在庫を補給することになった」と話した。
通販サイト「タオバオ」を調べると、防じんマスクが再びホットなキーワードとなっており、1万9000点の関連商品が見つかった。マスクの種類も多種多様で、布製の三層マスク、活性炭マスク、N95マスク、3M 9002Vマスクなどがあり、価格は1枚数元から数十元とまちまちだが、売れ行きはいずれも好調だった。
マスクより密封性の高い防じんグッズは運動用マスクで、その多くが米国や英国などからの輸入品だ。価格は300−600元(約5000円-1万円)とばらつきがあり、定期的に取り替える必要がある。PM1.0もカットするとされる運動用マスクは、昨日1日だけでも100枚以上販売された。このオンラインショップの店長は、「以前はサイクリングの愛好家が花粉防止に購入していたのだが、今は自転車通勤族も購入している」と語った。
◆外出減で家庭用フィットネス機器を購入
「本当は友人たちとパーティーを開くはずだったが、この週末は外出できなくなった」外資系企業に務める高薇さんは先週末、子供を連れて友人と会う約束をしていたが、煙霧の情報が発表されると微信(WeChat、中国版LINE)の中で、「外出は先延ばしにしよう」と互いに呼びかけた。
煙霧により、先週末に外出する人は普段よりも減少し、ランニングが好きな人も汗を流せなくなった。家の中に閉じこめられている人の多くが、屋内でフィットネスに励む方法を考え始めている。「どのランニングマシーンを購入すればいいか分からない、提案求む」掲示板では屋内に設置するフィットネス機器について問い合わせる人が出ており、屋外の運動を屋内に変えようとしている。これもまた今後、多くの家庭にとって巨額の出費になるだろう。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年2月26日 |