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専門家「日本の核物質保有に国際社会は懸念を抱いている」

 

日本は各種ルートを通じて、兵器級の濃度のプルトニウムとウランを含む、大量の核物質を保有しているとの報道が最近あった。中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は17日の定例記者会見で、日本が兵器級核物質を保有していることに重大な懸念を表明し、日本側に説明を求めた。新華網が伝えた。

中国の国際問題専門家は、日本による敏感な核物質の保有という問題が解決されなければ、国際不拡散体制と世界や地域の安全が深刻に破壊されると分析する。

共同通信によると、日本の保有する核物質のうち、兵器級プルトニウム300キロ余りは冷戦時代に米国から提供されたものだ。日本は、これまで高速炉の研究に必要との理由で、返還に強く反対してきたが、米国がここ数年繰り返し要求してきたことで、最終的に返還に応じた。米国は3月にオランダで開かれる核安全保障サミットの間に日本側と合意をまとめる計画だ。また、日本は高濃縮ウラン1.2トン以上(攻撃兵器級高濃縮ウラン215キロを含む)および分離プルトニウム44トンを保有している。

専門家は、日本の核物質保有は2つの問題を生じると指摘する。第1に、核拡散の危険性。核物質の拡散は核兵器拡散チェーンの最も危険な部分だからだ。第2に核物質需給の深刻な不均衡。現在日本の保有する核物質は実際の需要を大幅に上回っている。

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