旧暦の年越しを控え、人々は慌ただしく年越し用品の購入を始めている。1月1日元旦の販売ピークが過ぎ去ったあと、各大手ECサイトは年越し用品の特設ページを開設し、多くの消費者の目をひきつけている。ECサイトのマーケティングと物流網が改善されるに伴い、年越し用品のオンライン購入が新しい流行の兆しを見せている。中華工商時報が伝えた。
◆ECサイト、競争の舞台を年越し用品市場に転じる
伝統的な年越し用品市場と比べ、各ECサイトは賑やかな「大合戦」を展開している。アリババのB2C「天猫」は、「年越し用品特集に含まれる商品は7割引きから」としており、食品系ECサイト「1号店」は「年越し用品モバイル団体購入クーポン」を配布し、150元分の商品を購入するたびに15元割引としている。アリババのC2Cのタオバオは、年越し用品特設ページの中で、199元分の商品を購入するたびに199元分のクーポンをプレゼントするというセールを実施している。
中国商務部(省)研究院消費経済部の趙萍副主任は、「年越し用品がECサイトの販促の重要なテーマになった。これは大きな変化であり、今年は象徴的な意義を持つ年だ。2013年通年のネット通販売上高は、消費財小売総額に占める比率が9%に達した。現在までのモニタリングによると、今年の年越し用品のネット通販売上高は、この水準を上回る見通しだ」と指摘した。
タオバオの公式データを発表する「タオバオ指数」によると、タオバオ・天猫の年越し用品の取引量指数は、1月14日時点で前月比82.7%増、前年同期比で103.1%増となっている。1号店の黄志雄副総裁は、「1号店の2014年の年越し用品売上高は、前年同期比で45.89%増となっている。そのうち輸入商品が、多くの消費者の選択肢になっている。平時と比べ、輸入酒、キャンディ、お菓子などの伝統的な年越し用品の売上高の増加率は、最も低いものでも60%超に達している」と語った。
各大型ECサイトが販売する年越し用品は、ナッツ類、酒類・飲料、食用油、乾燥食品、キャンディ、クッキー、栄養食品、果物、輸入食品などに分かれている。例えばタオバオの年越し用品特設ページでは、輸入チョコレート、ビーフジャーキー、ナッツ類が消費者から最も好まれている。これらの商品のタオバオでの売上高は、この1カ月で1万元を上回っている。
◆年越し用品を直接実家へ
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