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香港映画界の巨頭邵逸夫氏が死去 各界から惜しむ声

 

香港映画・テレビ業界の発展に尽くした香港のテレビジョン・ブロードキャスツ(TVB)名誉会長の邵逸夫(ランラン・ショウ)氏が7日午前6時55分、家族が見守る中香港の自宅で死去した。107歳だった。新華網が報じた。

映画王国築く

邵氏と言えば、1958年に兄の邵仁枚(ラミー・ショウ)氏共に、映画製作会社「邵氏兄弟(ショウブラザーズ)」を立ち上げたほか、67年には「TVB」の開局に携わり、数々の名監督や名優を世に送り出してきた。その影響力は、香港だけでなく、アジア全体に及んでいた。

邵氏が総裁を務めた「邵氏兄弟」は、大衆向きの娯楽をテーマにした映画を制作している。香港が今日の映画の黄金時代を築く上で、絶大な役割を果たしてきた。

TVB最大の個人株主だった邵氏は80年から2011年12月31日まで会長職を務めた。

熱心な慈善家

香港屈指の大富豪で知られる邵氏は、慈善家としても知られる。香港では主に映画王国を築いたことで知られるが、中国大陸部では、慈善家としての名声が大きい。

例えば、中国大陸部の大学には、邵氏の名前である「逸夫」を冠した教室や図書館などが数多く立っている。邵氏の社会公益や慈善活動への寄付額は100億香港ドル(約1300億円)以上と言われ、香港や中国大陸部の教育や科学技術事業の発展に大きく寄与してきた。多くの人が「慈善家」と口を揃えるのも当然だ。

南京にある中国科学院の紫金山天文台は90年、邵氏の中国教育事業に対する貢献を顕彰するため、発見した小惑星2899号を「邵逸夫星」と命名した。

中国民政部08年、 邵氏に「中華慈善賞終身栄誉賞」を授与し、長期にわたる慈善活動を称えた。

世界各地の科学研究を推進するため、邵氏は02年、天文学賞、生命科学・医学賞、数学賞の3部門からなる「邵逸夫賞」を創設した。賞金は各100万ドル(約1億円)。第1回の授賞式は04年に開催され、それ以降毎年行われている。上記3部門は、ノーベル賞にはない分野だ。

各界から惜しむ声

香港特別行政区の梁振英・行政長官は7日、哀悼の意を示すと共に、「邵氏は、メディアや映画界の巨頭であると同時に、著名な慈善家でもあった。長年、邵氏は香港や中国大陸部のほか、世界各地で教育や科学研究、医療、社会福祉サービス、文化・芸術事業のために、巨額の寄付を行ってきた」とその偉大な貢献を称えた。

また、同行政区の政府商務・経済発展局の蘇錦樑・局長は、「邵氏は1950年代に『邵氏兄弟』を設立し、少しずつ映画王国を築いていった。制作した映画は1000本以上で、その影響力は、世界の華人コミュニティに及んでいる。中国語映画業の発展を推進する点で、大きな貢献をしてきた。60年代にはテレビ業にも進出し、香港初の地上波テレビ局・TVBの開局に携わった。そして、多くの人に愛されるドラマを無数に制作してきた。香港の人にとって、成長の隣にいつもそれらの作品があり、思い出となっている」と語り、死を惜しんだ。

TVBの梁乃鵬・行政主席は、「名誉会長である邵氏の死を、社員全員が悲しんでいる。邵氏は当社の創設者の一人で、長年にわたり大きな貢献をしてこられた。当社の今の地位は、邵氏の素晴らしい指導のおかげ」と語った。

香港浸会大学電影(映画)学院の卓伯棠・総監は、「邵氏は『邵氏兄弟』を設立し、毎年数十本の映画を世に送り出してきた。業界に対する貢献は絶大。邵氏がいなければ、香港の映画や映画業は今のように発展していないだろう」と語った。(編集KN)

「人民網日本語版」2014年1月8日

 

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