エチオピア公式訪問中の王毅外交部長(外相)は6日、南スーダンの衝突双方の交渉代表とアディスアベバでそれぞれ会談した。
王部長は「国連安保理常任理事国として、中国は世界と地域の平和・安定維持に尽力している。南スーダンの友人として、中国は南スーダンの衝突双方による和平交渉の実現に建設的役割を発揮したいと考えている」と表明した。
王部長は双方から現状について説明を受け、それぞれに働きかけを行った。また「南スーダンは新しい国であり、社会的安定の維持と経済振興・発展が当面の急務だ。中国は南スーダン国内で最近発生した紛争を強く注視している。対立双方が南スーダン国民全体の利益、長期的利益に立って、直ちに戦闘と暴力を停止し、法治と秩序を維持し、速やかに和平交渉に入り、情理にかなった解決策を探ることを希望する。双方の意見は依然異なるが、溝が埋まり、共通認識が拡大しつつあり、和平交渉の基本的条件はすでに整っている。双方が速やかに本格的な和平交渉入りし、情理にかなった解決策を見いだすことを希望する」と表明した。
南スーダンの衝突双方は中国側の立場を称賛し、平和的手段で紛争を解決する意向を共に表明。速やかに本格的な和平交渉に入り、政府間開発機構(IGAD)の調停も受け入れたいとした。また「中国は重要な影響力を持つ大国であり、南スーダンの真の友人だ。和解と対話の促進において中国側が建設的役割を発揮することを歓迎する」と表明した。さらに、南スーダンの中国系機関・人員の生命と財産の安全を守るべく、しっかりとした措置を講じると強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年1月7日
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