◆予想3 スマート防犯
4Gネットワークの高速・少遅延などの特長を利用し、防犯作業もよりスマート化する。例えば住宅地、大型展示会、スポーツの現場において、防犯用に使用していた各スポットの監視設備が、移動可能な高画質監視設備になる。監視が必要なエリアにおいて、防犯スタッフは車載高画質カメラと4Gネットワークを利用し、撮影された高画質映像をリアルタイムで伝送する。
異なる場面の需要に基づき、防犯スタッフの作業服に小型カメラと、携帯型ビデオエンコーダを取り付けることができる。このシンプルな装備により、防犯スタッフは移動する監視カメラになる。また4G高速ネットワークを利用することで、撮影された映像をリアルタイムで伝送できる。
◆予想4 スマート家庭生活
モバイル高速ネットワークを利用した「スマート家庭生活」も、長年前に提唱された概念だ。中国国内の通信事業者は一部の地方でこれを推進したが、同市場の門が開かれることはなかった。
中国移動のモノのインターネット拠点は2010年に、「宜居通」と呼ばれる商品を発表した。これを家庭内のセンサーに取り付けることで、監視中の物体の状態をリアルタイムで把握し、収集した情報をモバイルネットワークにより使用者の携帯電話に伝送する。また利用者は携帯電話で家庭内のセンサーに指令を出し、家庭内の物の状態を調節できる。
4Gの実用化は、通信業界と関連産業に無限のビジネスチャンスを創出し、特にモバイルネットワーク業界に巨大な想像の空間をもたらす。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年12月20日 |