中共中央弁公庁と国務院弁公庁はこのほど「党員と幹部が葬儀改革推進の先頭に立つことについての意見」を通達した。「意見」は党員と幹部、特に指導幹部による盛大な葬儀、葬儀関連の浪費、金品取り立てを厳禁するとした。
「意見」は「新中国成立以来、かつての党・国家指導者の積極的な提唱と、各級党委員会・政府の力強い推進の下、党員と幹部が大衆を先導して積極的に火葬を実行し、土葬改革を行い、葬儀・埋葬の陋習を破り、文明的で質素な葬儀という新たな風潮を確立し、葬儀改革は著しい成果を上げた。だが近年、葬儀・埋葬の陋習が息を吹き返し、封建的迷信活動が再び活発化している」と指摘。その代表例として▽火葬区での遺体の火葬率の低下、遺骨を納棺してから埋葬する問題▽土葬改革区での無秩序な埋葬、耕地の墓地化による大量の自然資源の浪費、生態環境の破壊▽盛大な葬儀が流行り、盲目的な張り合い、贅沢・浪費の蔓延による大衆の負担増▽少数の党員と幹部、さらにはごく一部の指導幹部が葬儀を盛大に執り行い、金品を取り立て、風水迷信に熱中し、大きな墓や豪華な墓を建設して、党と政府のイメージを損ない、社会の気風を損なっていること――を挙げ、早急な対策が必要とした。
「意見」は「党員と幹部は先頭に立って文明的で簡素な葬儀を執り行うべきだ。葬儀場または適切な場所でのみ葬儀を執り行い、自覚的に公共秩序を守り、他者の合法的権益を尊重しなければならない。住宅地、市街区域、公共の場に霊柩仮安置所を設けてはならない」「迷信的で低俗な活動は自覚的に拒否しなければならない」とした。
また「国の特別規定がある場合を除き、党員と幹部の死去後、通常は葬儀委員会を設けず、追悼会を開かない。遺体を見送る式典を行う場合は、厳しく規模を抑え、極力倹約し、簡素なものにする。生前に簡素な葬儀を望んでいた、または指示していた場合、遺族、親戚、友人、生前の所属組織はこれを十分に尊重し、支持すべきだ」とした。
さらに党員と幹部、特に指導幹部による盛大な葬儀、葬儀関連の浪費、金品取り立てを厳禁するとした。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年12月20日
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