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冬も活発な中国外交

 

キャメロン首相は中国で高速鉄道に乗り、火鍋(中国風しゃぶしゃぶ)を食べ、卓球をし、微博(ウェイボー・ミニブログ)アカウントを開設し、個人的魅力を発揮することに全力を挙げた。エロー首相は故宮、孔子廟、国子監を見学し、中国伝統文化に親しんだ。バイデン副大統領は2年余り前の訪中時の「親民」路線を継続し、孫娘を連れて国子監を見学し、茶館でくつろいだ。

こうした国々と中国との関係には一定の基礎があると同時に様々な問題も存在し、双方がハイレベル交流を通じて、対話と意思疎通を強化し、実務協力を推進して、協力の大局が溝によって妨げられないようにするが必要がある。キャメロン首相はダライ(ダライ・ラマ14世)問題によって打撃を受けた対中関係を修復する必要があり、英国を西側における中国の「最も力強い支持者」にすると言明した。バイデン副大統領は中米関係は「21世紀における最も重要な2国間関係」と重ねて表明すると同時に、小事にこだわって大事を失わないよう、中国の東中国海防空識別圏設定問題を慎重に扱う姿勢を示した。エロー首相は就任前には中国に対して偏見を持つ左翼だったことがあるが、現在はフランス大統領と共に「進まなければ押し戻されてしまう」中仏関係の問題を解決することを必要としている。

中国外交が冬でも活発なのは、中国と外国がそれを共に必要としているからだ。今年の冬に中国外交がことのほか盛んだった原因として、中共第18期三中全会の影響が挙げられる。米側はバイデン副大統領訪中の重要な目的の1つが中国の改革の新構想を理解することであることを明言した。中国の切り開く新たな改革は新たな開放をもたらし、改革、開放共に新たな勢いを得る。中国は経済発展方式を転換し、発展を制約する様々なボトルネックを解決する必要がある。これは中国にとって挑戦だが、様々な挑戦が中国と外国との協力のチャンスをはらんでいないことがどうしてあろうか?経済力の強化、規模の拡大、発展段階の変化、発展方式の転換によって、中国の対外協力の形式と内容にも相応の変化が生じる。中国と各国は共通利益の合流点と2国間協力の合致点を見いだし、絶えず拡大することができる。

われわれは熱意を保つ必要があると同時に、冷静さも失わない。国際関係は国益に基づき、外交は内政の延長でもある。バイデン副大統領が北京で中国の人権・自由状況を遠回しに批判し、キャメロン首相が英国の一部メディアに中国で「へりくだり過ぎた」と批判されたことは、こうした国々の対中政策の複雑さを物語っている。だが中国外交が冬でも活発なことで、中国の発展が世界にチャンスをもたらしており、世界が中国の発展を信じていることがすでに証明された。中国の新たな改革はわれわれに中国外交の春をもたらすに違いない。(編集NA)

「人民網日本語版」2013年12月9日

 

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