中国訪問中のジャン=マルク・エロー仏首相一行が8日、広東省を訪れた。首相に随行したエレーヌ・コンウェイ=ムーレ外務大臣付在外フランス人担当大臣は、「来年2014年、中国・フランス国交樹立50周年を迎えるにあたり、中国公民に対するフランス訪問ビザの発給所要時間が48時間に短縮される見通しだ」と話した。広州日報が報じた。
ムーレ担当大臣の談話内容は次の通り。
「今回のエロー首相訪中では、フランス側の随行メンバー数は過去になく多く、訪中日程もかつてなく長い。また、フランス政府要人による中国訪問は、4月のフランソワ・オランド大統領一行に続き、今年に入り今回が2度目となった。エロー首相は、広東省を訪れたフランス初の首相となった」。
「我々は、中国とフランス間の人的往来が今後ますます増えることを望んでいる。両国の交流はここ数年ますます盛んになり、フランスで学ぶ、あるいはフランス人と交流する中国人は増加の一途を辿っている。現在、フランスで学ぶ中国人留学生の数は約3万5千人だが、この数が2015年には5万人まで増えるよう期待している。また、中国で学ぶフランス人留学生は今のところ8千人前後だが、1万人を突破する日が一日も早く来ることを待ち望んでいる」。
「中国公民に対するフランス訪問ビザ発給を48時間以内にする作業は、段階を分けて進める方針だ。まず、ビジネスマンや芸術家でフランスに渡航する中国人を対象とし、その後は中国人留学生や中国人観光客まで範囲を拡大していく」。
現在、広州でフランスを訪問する普通観光ビザを取得するには、申請から3営業日かかり、訪仏のピーク時にはさらに時間を要する。長期滞在ビザについては、発給までにより長い時間がかかる。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年12月9日
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