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「煙霧による健康への影響」データ、来年1月発表 北京

 

北京市疾病コントロールセンターは26日、今月末までに、煙霧による健康への影響モニタリング作業に着手する計画を明らかにした。北京疾病コントロール部門は、モニタリング開始時までに、市内区・県の各コミュニティに、計11カ所の煙霧観測ポイントの設置を完了させる。また、全市の病院の救急外来患者数と患者の病状に関するデータも監視測定・分析対象に組み入れられ、煙霧が発生した日に、市民の健康状態にどのような変化が生まれるかについて、さらに踏み込んだ分析研究が行われる。新京報が伝えた。

○短期モニタリング結果、来年1月に発表

国家衛生計画委員会がこのほど発表した要求によると、全国煙霧健康モニタリングネットワーク都市のひとつである北京は、最低3カ所の煙霧観測ポイントを設置しなければならない。

市疾病コントロールセンターは、モニタリングデータのさらなる精確化を図り、市内の各区・県に、「要求」をはるかに上回る11カ所の煙霧モニタリングポイントを設ける。11カ所のモニタリングポイントには、区・県内のコミュニティ(住宅区)が主に選ばれ、同時に、北京の「環状道路」を考慮して市を囲むように配置される。

市疾病コントロールセンター担当者は、「短期モニタリング結果報告は、来年1月ごろ完成する見込みで、時機を見て社会に公表する」と述べた。

○病院の救急外来患者数もモニタリング対象項目に

大気の検査・測定において、疾病コントロール部門と環境保護部門の検査項目・結果には、それほど大きな差は生じない。疾病コントロール部門の担当者は、1カ月のうち連続した3日から7日間、モニタリングポイントに赴きサンプルを採取し、疾病コントロールセンターに持ち帰り、それに含まれるPM2.5成分に対して化学検査を行う。

疾病コントロール部門は、煙霧のモニタリングを行うと同時に、全市の2・3級病院の緊急外来患者の数や疾病に関するデータをモニタリングする。その後、両方のデータを比較・分析し、大気汚染レベルと市民の健康状態の変化との関係を掌握して、その結果を的確な予防策や関連措置を打ち立てるための根拠とする。

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