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経済体制改革に必要な7方面の成果

                 --徐紹史国家発展改革委員会主任の読み解く「決定」

記者:「改革の全面的深化における若干の重大な問題に関する中共中央の決定」は「新たな歴史的起点に立って改革を全面的に深化し、2020年までに重要分野とカギとなる部分で決定的成果を収め、各方面の制度をより成熟した、より定型的なものにしなければならない」と指摘した。「決定的成果」とは何か?「より成熟した、より定型的な制度」についてはどう理解するか?

徐紹史氏:いわゆる「決定的」成果と「より成熟した、より定型的な制度」は、主に次のことを指すと理解している。「決定」の定めた重大な改革任務をほぼ達成し、突破を指示したカギとなる、核心的な制度上の障害をほぼ除去し、構築を指示した全局的、根本的、長期的、基礎的制度をほぼ構築し、すでに構築されたものについてはより合理的で規範化されたものにし、中国の特色ある社会主義制度をより揺るぎない、整った、成熟した、より系統性、全体性、協同性を備えたものにすることだ。

記者:「決定」が経済体制改革を改革の全面的深化の重点としたのはなぜか?この重点の決定的成果とは何か?

徐紹史氏:経済体制改革を改革の全面的深化の重点としたのは、主に3つの点を考慮したためと理解している。第1に、発展が依然として中国のあらゆる問題の解決のカギであること。第2に、社会主義市場経済体制がまだ完全なものではないこと。第3に、経済体制改革が改革の全面的深化にとって、全体に影響を与える決定的要素であること。経済体制改革は他の分野の改革に対して重要な影響と伝導作用を及ぼし、重大な経済体制改革の進捗が、他の分野の多くの体制改革の進捗を決定づける。経済体制改革という決定的要素をしっかりとつかむことで、他の分野の深いレベルの矛盾を解消し、協同深化を促すことができる。

経済体制改革に必要な成果は、次の7方面に集中している。(1)資源配分において市場に決定的役割を担わせ、政府の役割をより良く発揮させる(2)公有制を主体として、複数種の所有制経済が共同発展する基本的経済制度をより確固たるものにし、国有経済の活力、コントロール力、影響力を著しく強化し、非公有制経済の活力と創造力を十分に引き出し、混合所有制経済を積極的に発展させる(3)企業が主体的に経営し、公平に競争し、消費者が自由に選択し、主体的に消費し、商品と要素が自由に流動し、平等に交換される現代的市場システムをほぼ構築する(4)マクロコントロールをより科学的なものにし、政府ガバナンスをより実効性あるものにする(5)現代財政制度をほぼ確立する(6)工業によって農業を促進し、都市によって農村を先導する、工農互恵、都市・農村一体の新型工農、都市・農村関係をほぼ構築する(7)開放型経済体制をより完全なものにする--。(編集NA)

「人民網日本語版」2013年11月21日

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