18日の証券取引所では、三元股フェン、新疆天宏、西部牧業などの乳業関連銘柄がそろってストップ高となり、貝因美、伊利股フェン、光明乳業の株価も軒並み上昇した。「単独二胎」(夫婦のどちらかが一人っ子なら第2子が出産できる)政策の実施が打ち出され、乳製品産業に新たな「プラスのエネルギー」が注入されたためだ。業界の予測によると、2015年からの5年間に、中国粉ミルク産業の市場規模は毎年約10-20%増加し、一定のルートと優位点を備えた国産粉ミルクブランドは市場でより多くのパイを獲得することが予想されるという。「中国証券報」が伝えた。
▽新生児が毎年9-19%増加
さきに行われた中国共産党第18期中央委員会第3回会議(三中全会)で可決された「改革の全面的深化における若干の重大な問題に関する中共中央の決定」が15日に発表され、どちらかが一人っ子の夫妻に第2子の出産を認めるとの政策を実施して、計画出産政策を段階的に調整・改善するという方針がうち出された。
ある消息筋によると、同政策は省・自治区・直轄市ごとに行われ、最も早ければ年内にも実施され、2014年にはほとんどの省区市で段階的に実施される見込みという。
ある専門家の予測によると、同政策を実施してから数年間の出生数は2000年前後の水準に回復し、毎年1780万人から1950万人の新生児が誕生するという。2012年の1635万人に比べて約9-19%の増加になる。
|