中国中日関係史学会は12日午前、矢吹晋・横浜市立大学名誉教授を招いた。
矢吹氏は中日関係などについて講演。日米同盟の問題については「日米両国は現在共に日米同盟の重要性を強調しているが、日米同盟はすでに有名無実だ」と述べた。
釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題については「釣魚島問題における日本の立場はいくつもの面で成立しない。最も根本的な点は、日本はポツダム宣言(同宣言は中国から『窃取した』全ての領土を中国に返還するよう日本に要求している)を無条件で受諾したということだ」と指摘。「野田政権がこれらの島嶼の『国有化』を決定したのは重大な挑発であり、現状を根本的に変えることとなった。中国側の力強い反応は予想されたことなのに、日本は中国の発する多くのシグナルにほとんど注意を払わず、または重視しなかった」と述べた。矢吹氏は多数の歴史資料を考証した結果として、釣魚島の主権は中国に属するとの認識も示した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年11月14日
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