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日本外相、安倍内閣は「侵略」を認め、村山談話を継承

共同通信によると、日本の岸田文雄外相は5日午後の参院外交防衛委員会で、安倍政権の歴史認識について、1995年の村山富市首相談話の日本による「侵略」の部分も引き継いでいると表明した。安倍政権は周辺諸国との関係改善のため、歴史問題で「調整」を行ったものと見られる。環球時報が伝えた。

日本メディアによると、岸田氏が継承を明言したのは「村山談話」の「植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた」とする部分。岸田氏は5日午後の参院外交防衛委員会で「内閣として引き継いでいる」とした上で、安倍晋三首相も同じ認識との考えを示した。

共同通信によると、岸田氏の発言は民主党の白真勲議員への答弁でのもの。歴史認識問題における中国と韓国の日本への不満を和らげる狙いがある可能性が高い。韓国の朴槿恵大統領は前日、訪問先の欧州で、日本政府が歴史問題について謝罪を拒絶する中、安倍首相と会談しても何ら意義がないと表明した。

「侵略」の歴史認識問題において、安倍氏は過去数カ月間に数回態度をがらりと変えた。今年4月23日、安倍氏は参院予算委員会で「村山談話」について「侵略の定義については、学界的にも国際的にも定まっていない。国と国との関係で、どちらから見るかでも結論は違う」と発言。新たな談話の発表を検討するかどうかについては「政治の場で討論すれば、直接外交問題を引き起こす。学者の間で学術的な討論をすべきだ」と述べた。安倍氏の発言は中韓など日本に侵略された国々の強い反発を招いただけでなく、欧米諸国も少なからず警告を発した。

5月15日の参院予算委員会で、安倍氏は「村山談話」について「全体として受け継いでいる」と発言を変えたが、「侵略」を認める部分についての認識は明確にしなかった。10月22日の参院の答弁では「村山談話」について「日本がかつてアジア諸国に対して侵略と植民地支配を行った歴史を内閣が否認したことはない」と表明した。(編集NA)

「人民網日本語版」2013年11月7日

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