実体経済が活発な伸びをみせている。第1-3四半期の一定規模以上の工業企業（国有企業または年売上高500万元以上の非国有企業）の生産額は、比較可能な価格で計算すると同9.6％増加した。

樊副会長は、「今年第2四半期に国内経済は底を打ち、第3四半期に安定的に上昇して、新たな調整が基本的に完了し、軟着陸を実現した」と話し、今後数年間の国内経済成長率は7.5％から8％の間で安定するとの見方を示した。

▽内在する活力を重点的に発揮

ある専門家の指摘によると、中国経済は主体的な調整によって軟着陸したのであり、崩壊はあり得ない。現在の発展の勢いがこのことを証明しているという。

樊副会長によると、成長率が9％を超えると、決まってインフレが出現する。2桁成長になると、インフレだけでなく、資産価格の膨張、株バブル、不動産バブルを招くことになる。よって成長率が2桁になると、政府はマクロ調整措置を取らなければならず、財政面でも各種の緊急措置を取る必要が出てくる。