楊宇軍報道官
国防部(国防省)の楊宇軍報道官は10月31日の定例記者会見で「日本側は最近しきりに戦争の雰囲気をつくり、中国軍の活動にいわれなき非難を加えている。日本側はこの歪んだ心理を改め、自らを正しく位置づけ、他国の理にかなった、合法的な軍事活動に慣れ、受け入れるべきだ」と表明した。
記者:日本メディアの報道によると、小野寺五典防衛相は10月29日、尖閣諸島(つまりわが国の釣魚島)周辺での中国側による領海侵入は「平和を脅かしており」、平時と有事の中間の「グレーゾーン」にあたると表明した。日本政府はこのいわゆる「グレーゾーン」事態に対処するため、年内に「安全保障法」の見直しを議論するほか、米軍との共同対処の強化も議論する方針だ。これについて、コメントは。
楊報道官:最初に正しておく必要があるが、釣魚島は中国固有の領土であるため、釣魚島に対してわれわれの「侵入」はあり得ず、あるのは防衛のみだ。釣魚島問題の経緯は非常にはっきりしている。本当に平和を脅かしているのは日本側だ。
日本側は最近しきりに戦争の雰囲気をつくり、中国軍の活動にいわれなき非難を加えているが、彼らも中国軍のこうした活動が国際法に違反してはいないことは認めざるを得ないことに、われわれは注意を払っている。日本側はこの歪んだ心理を改め、自らを正しく位置づけ、他国の理にかなった、合法的な軍事活動に慣れ、受け入れるべきだ。さもなくばいわゆる「グレーゾーン」という自己憐憫と独り言の誤った認識に深く陥るだけだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年11月1日
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