李克強総理は22日午前、ロシアのメドベージェフ首相と人民大会堂で第18回中露定期首相会談を行った。
李克強総理は22日午前、ロシアのメドベージェフ首相と人民大会堂で第18回中露定期首相会談を行った。
李総理は「現在の情勢下、中露は互いに開放・協力を拡大し、国際・地域協力枠組みでの協調を強化し、複雑な外部経済環境に共同で対処し、各自の経済のより良い発展を促すべきだ。中国はロシア側と共に、トップレベルデザイン、全体的計画、調整指導という中露定期首相会談制度の持つ役割を十分に発揮し、互いの核心的利益と重大な関心や懸念に関わる問題で引き続き断固として支持し合い、戦略的大型プロジェクト協力を全力で強化し、中露包括的・戦略的協力パートナーシップをたゆまず新たな水準へと押し上げていきたい」と表明した。
両首相は各分野の実務協力の全面的深化について、次の重要な合意にいたった。
(1)経済・貿易協力と相互開放を拡大し、貿易の質を向上する。双方の企業による投資協力の一層の強化を推進し、自国通貨の使用を拡大し、貿易と投資の円滑化を促進する。
(2)航空、宇宙、原子力、ハイテク、イノベーション分野の共同研究開発、共同生産協力をより多く展開し、両国の科学技術力と国際競争力を共同で高める。農業および高速鉄道などインフラ分野の協力を強化する。
(3)中露エネルギー包括的・戦略的協力を強固にし、発展させる。原油供給の増加、天然ガスパイプラインの建設、石油・ガス田開発および精製所建設など大型プロジェクトの実施を推し進め、一層の成果を促す。
(4)人的・文化交流を緊密化する。青年友好交流活動を重点的にしっかりと行い、教育、観光、メディア、衛生、スポーツ、地方分野の協力を強化し、相互理解と友情を深める。
(5)国連、上海協力機構、BRICS、G20など他国間枠組みでの協調を強化し、世界の平和・安定を維持し、公正で合理的な国際秩序の構築を後押しする。
会談後、両首相は「第18回中露定期首相会談共同声明」に署名。2国間協力文書20件の調印に立ち会った。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年10月23日
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