華春瑩報道官
外交部(外務省)の14日の定例記者会見で華春瑩報道官が質問に答えた。
記者:中越双方は南中国海で共同探査を実施することを発表した。これはどのような影響をもたらすか。
華報道官:李克強総理がベトナムを公式訪問している。昨日午後、李総理とベトナムのグエン・タン・ズン首相が会談し、中越の包括的・戦略的パートナーシップの踏み込んだ発展について意見交換し、重要な共通認識にいたった。双方は中越関係の健全で安定した発展の維持は両国民の利益に合致し、地域の平和的発展と繁栄にプラスであり、両国関係の戦略面の大きな方向性をしっかりと把握し、互恵・ウィンウィンの協力路線を堅持し、思考の革新に努力し、両国関係唯一の歴史的問題である南中国海問題を打開する必要があるとの認識で一致した。今回双方は海上共同作業部会、陸上共同作業部会、金融共同作業部会を設立し、年内に活動を開始し、3大分野の協力を並行推進することで合意した。これは中越関係の未来志向の重要なブレークスルーだ。特に海上共同開発協議作業部会の設立は、協力を通じて難題の解決を望むという積極的なメッセージだ。
李総理はグエン・タン・ズン首相との共同記者会見で「双方は引き続き両国の政治的相互信頼を強化し、共通利益を可能な限り拡大し、溝を最大限管理、コントロール、縮小し、南中国海の平和と安定を維持する必要性で認識を共有した。両国が中越海上共同開発協議作業部会、中越インフラ協力作業部会、中越金融協力作業部会を正式に設立することは、首脳会談の最も重要な成果であり、中越協力の新たなブレークスルーでもある。特に双方は年内に北部湾(トンキン湾)湾口外での海上共同開発の具体的進展を目指し、より広い海域での共同開発についても検討する。これによって中越両国には南中国海の平和を維持し、共通利益を拡大し、溝を縮小、管理、コントロールする能力と知恵があることが世界に示される。われわれはベトナム側と共に努力して、中越包括的・戦略的パートナーシップを持続的、健全、前向きに発展させることを希望し、期待している」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年10月15日
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