国慶節(建国記念日、10月1日)連休の初日に当たる1日、上海市のある外資系企業で働く周毅さんは、微博(ウェイボー・ミニブログ)に雲南省麗江市への旅行写真をアップした。新華網が伝えた。
周さんは初め団体ツアーで行こうと考えていた。だが8月に旅行の計画を立てた時に問い合わせた旅行社ではどこでも、『観光法』がまもなく施行されるため、国慶節連休期間の団体ツアーの料金は未確定だ。だが上昇することは間違いないと言われた。計算してみると、個人旅行の方がコストパフォーマンスが高いことがわかったため、1カ月ほど前に航空券を予約して個人旅行の準備を始めたという。
今年の国慶節連休は、「中華人民共和国観光法」が施行されてから初めて迎える大型連休だ。国は団体ツアーをめぐり、指定された店でのショッピング、別料金のオプショナルツアー、ツアー料金を無料にすることなどを同法で明確に禁止したため、ツアー価格がポンと跳ね上がることになった。
安徽環球国際旅行社の徐華玉総経理(社長)によると、各旅行会社はさまざまな観光路線で値上げを行っており、とくに長距離路線での値上げが目立ち、平均上昇率は30%前後だという。
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