「清潔空気行動計画」記者会見の様子
大気汚染への対処を加速するために、北京市は近ごろ『北京市清潔空気行動計画(2013~2017)』を発表した。9月23日、北京市政府が開いた「清潔空気行動計画」記者会見で、北京市環境保護局の方力副局長は、「北京は全社会の力を動員し、今後5年間で大気汚染対策に約1兆元を投入する予定だ」と述べた。
現在、北京市のPM2.5の主な排出源は4つあり、そのうち、自動車排出ガスによる汚染は22%、石炭燃焼ガス、工業・農業による汚染、建設工事現場から発生する土ぼこりによる汚染はそれぞれ約16%を占めている。
方立副局長によると、この行動計画は自動車保有台数規制、石炭燃焼量削減、空中に漂う粉じん、汚染物質排出削減などに細分化し、84の具体的な対策を立てた。2017年までに、大気中のPM2.5を2012年比で25%以上低下させ、年平均濃度を1立方メートル当たり約60μgにすることを目指しているという。
「北京週報日本語版」2013年9月24日
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