有人潜水艇「蛟竜号」の試験的応用航行現場副総指揮者、潜水艇本体部門担当者の胡震氏は16日、蛟竜号の母船「向陽紅09号」で取材に応じた際に、「下船後にまず蛟竜号の全面的な検査・メンテナンスを実施し、それから4500メートル級有人潜水艇の研究に全力で取り組む」と語った。新華社が伝えた。
中国船舶重工集団第702研究所に所属する胡氏は、2009年から2012年にかけ、蛟竜号の1000メートル級、3000メートル級、5000メートル級、7000メートル級の計4回の海上試験に参加した。さらに今年6月から現在までは、蛟竜号の初となる試験的応用航行の全過程に携わっている。蛟竜号は現在、南中国海、太平洋北東部の中国多金属団塊資源契約区、太平洋北西部の中国コバルトリッチクラスト資源調査区における科学調査を完了しており、19日の中秋節に江陰港に帰港する予定だ。
胡氏は、「蛟竜号を使用部門の中国大洋協会に交付してから、4500メートル級潜水艇のコア技術の難関突破に取り掛かる。高圧チタン合金有人船室やロボットアームなどは独自開発となり、国産化率は90%に達する見通しだ」と説明した。
また中国国家海洋局国家深海基地管理センター党委員会書記の劉保華氏は、「第2期深海有人潜水艇の潜水士の候補者(男性4人、女性2人の計6人)を公募中だ。現在までに100人弱の応募を受付けている」と語った。中国で女性潜水士候補者の募集が実施されるのは、これが初めてのことだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年9月17日
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