釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題における日本の過激な姿勢は周辺海域における法執行部隊の対峙を直接的に招き、両国の潜在的な軍事力間の緊張ももたらした。常識的に考えて、日本は五輪開催まで中国との軍事摩擦を回避し、東中国海の平和と安定を維持する必要がある。もし日本の全ての行動が正常な五輪開催国にふさわしいものであるなら、東アジアにとって良いことだ。
われわれは日本が中国と良い競争を行うことを強く望んでいる。もし日本が「第2の台頭」を果たせれば、東アジア地域の経済全体に新たな活性化をもたらし、国家間の協力を刺激するだけであり、中国への脅威にはならない。中国からすると、日本の強大化は自然の上限があるため、恐れるに足らない。ただ、日本が他国の強大化への嫉妬や恐れのために無茶をしでかすことを恐れるのである。
日本での五輪開催は中国人にとって、地理的なメリットもある。テレビ中継を見るにも時差はほとんどないし、現地に観戦に行くにも都合がいい。昨日、東京が五輪招致に成功したとのニュースを最初に聞いた時、多くの中国人はこうした利点から、東京が他の都市に負けることを望む感情をほぐした。
中国が五輪招致に成功した際、日本の政府と多くの友好組織は祝賀と支持を表明した。当時、中日関係は現在よりもずっと良かった。一方、日本右翼組織が中国を妨害し、北京五輪の聖火リレーは日本でもトラブルをこうむった。東京の招致成功は最も対立した中日関係にでくわしている。今後数年間、日本社会は東京五輪成功を支持する中国人の度量の大きさと泰然さを見ることになるとわれわれは信じている。
日本自身は分別をわきまえ、際限なくいざこざや騒ぎを起こさないようにする必要がある。そうすれば日本社会は積極的な向上の7年を迎え、東アジアは比較的安定した7年を迎えるだろう。これは中国人が非常に望んでいることだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年9月9日 |