日系車市場の回復はすでに大勢となっている。これまでの7カ月間の販売記録をみると、特別なことがなければ今年の販売台数は昨年並みもしくは昨年を超えると見込まれている。(乗用車254万台、うちセダン196万台)で月間市場シェアは20%前後まで回復し、年間シェアは月間より1.5-2.0ポイント低くとどまるとみられている。
このような予測の主な根拠となっているのは、まず、日系車が急速に新型車投入の体制を整えており、しかも比較的良い効果を上げていることにある。頻繁に新型車を投入することは、販売台数や市場シェア拡大の武器となり、日系車の回復に勢いを与えている。広州ホンダはクライダーを投入して2ヶ月になるが、6月度は0.3万台あまり、7月度は1万400台を売り上げ、ホンダの看板製品である CR-Vに次ぐ勢いだ。中国マツダのCX-5、一汽ホンダのRAV4、広州トヨタのYarisのモデルチェンジなど続々と市場に投入され、販売台数を盛り上げている。そして、日系車は急速にデザイン、製造過程ともにローカリゼーションを進めている。広州ホンダのクライダー、東風ホンダのジェイド、広州トヨタのYarisや東風日産の一新されたリヴィナなどは、すべて中国現地で設計、製造された車種になる。広州ホンダ第三工場では、すでにエンジン工場が生産を開始した。そして、工場と販売網が力を合わせて販売促進に力を入れ、価格低下、買い替え補助や販促プレゼントなどを毎週、毎月、新しいイベントを開催し、日系車4Sディーラーには人がたくさん訪れ、日増しに増えている。このほか、トヨタ、日産、ホンダなどの日系車ブランドは、すでに数百万台の中国市場で実績があり、歴史の積み重ねやブランド効果、販促サービスなど、中国人のイメージで認知度がかなり高い。新車購入、潜在的な新規顧客なども決して少ない数では収まらないだろう。(編集EW)
「人民網日本語版」2013年9月5日
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