私は若い頃からずっと「日本はアジアの一員として、地勢学的にも歴史的にもアジア各国と切っても切れない関係にある。アジア各国と信頼できる堅固な基礎を築かなければならない」と考えてきた。私にとってこれは人生の信条でもある。(人民日報掲載)
私は首相に選出された後、まず韓国や中国などアジアの国々を訪問し、第2次大戦中の日本による植民地支配と侵略がアジア隣国にもたらしたぬぐい去ることのできない傷の痛みを身をもって感じた。私の首相任期はちょうど第2次大戦終結50周年という歴史の節目にあたり、日本は先の戦争に対する厳しい反省をするとともに、平和と民主主義、国際協調という今後歩む発展の方向を世界に表明する必要があった。まさにこうした背景の下、村山談話は発表された。
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