中露は互いに最も主要、もっと重要な戦略的協力パートナーだ。双方の共同努力の下、両国関係は史上最良の時期を迎えている。両国上層部の交流は日増しに緊密化し、実務協力は大幅に強化され、人的・文化交流は日増しに活発化し、国際・地域問題で協力を強化し続けている。中露包括的・戦略的協力パートナーシップが時代の発展の潮流に順応した、両国および両国民の根本的利益に合致するもので、現代の国際関係における重要なプラス要素ともなっていることは事実が証明している。次の段階では、両国のハイレベルの政治関係という強みを確かな実務的成果に転化し、両国の共同発展・繁栄を実現することが、中露包括的・戦略的協力パートナーシップの深い発展の新たな趨勢である。
中露両国の経済協力には大きな潜在力がある。ロシア側統計によると、中国の対露投資総額は2012年は7億4000万ドルだったが、今年第1四半期には22億3200万ドルに達した。中露が大規模な経済協力を展開する時機と条件はすでに熟したと言える。中国側は対露投資を拡大し、戦略的大型事業協力を展開し、両国首脳が定めた相互貿易額を2015年までに1000億ドル、2020年までに2000億ドルに引き上げるとの目標を一日も早く達成することを望んでいる。
ロシア側が投資環境を改善し続けるに伴い、中国企業の対露投資への自信も強まる。このうち最も差し迫っているのは、対露投資事業の中国側役員の人数制限、ロシア地方政府の外国人労働者の受入数不足などの問題を解決し、税関、物流、環境保護分野の条件や基準の違いを縮小することで、両国間の相互投資を一段と拡大し、両国の経済・社会発展に積極的な貢献を果たすことだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年8月30日
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