移民には興味なくとも子供の留学には高い関心
現在、中国では3度目の移民ブームが起きている。では、資産の効果的な管理を望む大衆富裕層は、国外のより良い生活環境を追い求めているのだろうか?
同白書のデータによると、調査に答えた大衆富裕層のうち、「移民になる予定」と答えたのはわずか21.4%で、「既に移民となっている」との回答も2.6%しかなかった。7割が「移民になる予定はない」と答え、海外での生活はそれほど望んでいないことが分かった。
このような結果になった理由として、まず、同グループの人は中国国内では「エリート」に属するものの、国外に行くとそのような扱いを受けられないことが考えられる。そのほか、大衆富裕層の財産は、「富裕層」のレベルではなく、移民に対する関心は自然と低くなる。
さらに、同白書によると、大衆富裕層は子供の教育を非常に重視している。同グループの人の資産は海外で資産を管理するほどのレベルには達していないものの、4分の3が子供に海外で教育を受けさせることを考えている。子供が国際的な視野を持つことを願っているのだ。うち、最も人気があるのは北米。そのほか、英語が公用語となっている国の人気が高い。また、子供を留学させていなくても、中国国内で子供のために万全の計画を立て、できるだけ良い教育環境を作り出そうと務めている。
そのほか、大衆富裕層は慈善活動に高い関心を示しているものの、実際に参加している人は8%にとどまり、「一度も参加したことがない」と答えた人も12.9%いた。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年8月28日
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