中国国家統計局の盛来運報道官は北京の中国外交部外国人記者プレスセンターで26日、中国経済の情勢を報告した。盛報道官は、下半期の中国経済は「穏中有進」(安定の中成長する)の流れを維持し、通年の成長目標を実現すると指摘した。新華網が伝えた。
盛報道官の発言内容は下記の通り。
上半期、中国の国民経済運行の全体状況は安定し、「穏中有進」となった。7月の経済指標を見ると、国民経済の運行に積極的な変化があった。
まずは企業生産の信頼感が高まった。7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.3%で、6月より0.2%上昇した。次に企業の信頼感が高まっており、7月の全国の一定規模以上(国有企業または売上高500万元以上の民営企業)の工業企業増加値は前年同月比で実質9.7%増となり、その増加率は前月比0.8%上昇となった。関連する電力の発電量と消費量も回復した。
中国経済が直面している外部環境にも改善が見られた。米国経済の回復は予想を上回るペースとなっており、日本経済には回復の兆しが見られ、欧州経済は安定に向かっている。中国の対外輸出は、7月に持ち直した。
中国政府は比較的強い経済低迷の圧力に対して、的を絞った政策措置を発表している(都市インフラ整備、環境保護、情報消費の強化など)。また零細企業の税負担をさらに減免し、人民元金利市場化改革を加速し、企業の外部経営環境を改善するなどしている。
これらの措置は現在の発展に有利で、長期的な考慮に基づくものでもあり、社会の信頼感を安定させ、企業の発展の信頼感を強めた。これらの発表された政策の施行を徹底すれば、中国経済は下半期も上半期の「穏中有進」の流れを引き継ぐだろう。私は中国経済の発展に自信を持っている。
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