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安倍首相の敗戦の日の式辞を村山元首相が痛烈に批判 戦争の道を再び歩む可能性

 

「過去の戦争を聖戦と考えていると受け取られても、しかたがない」。日本の村山富市元首相は18日、「侵略を否定しようと企てる」安倍晋三首相の発言を公に批判した。安倍首相は8月15日の敗戦の日の式辞で20年間の慣例を破り、「不戦の誓い」とアジアの人々に与えた傷に触れなかった。全く反省せず、敗戦の日に集団で「亡霊参拝」をする。日本の政治屋の言動に「軍国主義復活」への懸念は深まる一方だ。日本の学者は安倍氏は日本の良心に背き、歴史を後戻りさせる「愚かな行為」に出たと指摘。韓国訪問中の米議員は「歴史を正しく扱って、初めて自らの全ての潜在力を自由に発揮することができる」と日本に呼びかけた。環球時報が伝えた。

共同通信の19日付報道によると、村山氏は18日、安倍氏が全国戦没者追悼式でアジア各国に対する加害責任に直接言及しなかったことを批判。「侵略の否定を企て、過去の戦争を聖戦と考えていると受け取られても、しかたがない」と語った。1995年の「村山談話」は日本による植民地支配と侵略を認めたが、安倍氏は今回の式辞で意図的に表現を変えた。これについて村山氏は「私の後継内閣も私の表現をずっと継承してきた。安倍首相の行動に、それは全てうそだったのかと関係国は疑念を抱きうる」と警告。安倍氏が憲法解釈を見直し、集団的自衛権の行使を容認する考えであることについても「これをきっかけに戦争の道に入っていく可能性は大きい」と主張した。村山氏はさらに、自らの所属する社民党の将来について、護憲や脱原発を軸に野党再編を目指すべきだと表明した。

村山氏が安倍氏ら日本の政治屋の極右発言を厳しく批判するのはこれが初めてではない。日本経済新聞の5月19日付インタビューで村山氏は「侵略の定義は定まっていない」との安倍氏の発言について、「他国への武力侵入が侵略だ」と指摘した。

民主党の海江田万里代表は19日の記者会見で、安倍氏が第1次安倍内閣時には加害責任に触れたことを念頭に「どうして今年は触れなかったのか?」と指摘。「日本は中国、韓国との首脳会談を早期に実現する必要がある。日本はドアを開けて待っているだけではなく、行動も起こす必要がある」と強調した。メネンデス米上院外交委員長は訪問先の韓国で、「日本で国粋主義の思想傾向が出現し、韓日関係が日増しに緊張する中、米国はどのような役割を演じるか」との質問に「歴史問題は解決されるべきだ。日本は歴史を正しく扱って初めて、自らの全ての潜在力を自由に発揮することができる」と指摘。さらに「この問題と日本の歴史問題は別物だが、米国も奴隷制を完全に廃止して初めて、強力な国に発展することができた。韓国側も歴史問題の克服に向けた日本の努力を受け入れる準備を整えるべきだ」と強調した。

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