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外交部:比側の外交交渉拒絶に不満 国際仲裁に強く反対

 

中国側はかつてフィリピン側と南中国海係争について意思疎通を行ない、かつ積極的な進展を得た。双方は「段階的に協力を進め、双方間の係争を最終的に交渉によって解決する」との重要な共通認識にいたった。中比間にはかつて良好な協力もあった。中国海洋石油総公司とフィリピン国家石油公社は両国政府の承認を経て「南中国海の一部海域での共同海洋地震事業協定」を締結した。これは後に中国、フィリピン、ベトナムの三者間協定に拡大され、三カ国はこの事業を通じて南中国海の安定、協力、発展に積極的な貢献を果たした。

遺憾なことにここ数年来、フィリピン側は問題処理の姿勢と方法を変え、中国側との共通認識に背き、「南中国海における関係国の行動宣言」で交わした約束に背き、大多数の国々の支持する対話枠組みを放棄し、協力を拒絶し、事態を拡大し、さらには軍艦を使って民間人を襲って邪魔をし、昨年には黄岩島(スカボロー礁)事件を引き起こして、中比関係と南中国海の平和・安定を損なっている。

少し前のASEAN関連の外相会議で、フィリピン側はASEAN各国の共通認識を顧みず、中国を非難する声明を発表し、当然のことながら中国側から反論された。フィリピン側が南中国海問題を大げさに宣伝し、事実をねじ曲げ、中国の顔に泥を塗り続けていることは理解に苦しむ。南中国海情勢は全体的に安定しており、中国とASEAN諸国の間には南中国海の平和・安定維持について共通認識がある。中国側は依然として極めて大きな善意と誠意を堅持しており、南中国海の平和・安定維持のために引き続き努力することを望んでいる。中国側はフィリピン側との交渉・協議の扉を閉ざしたことはなく、中比関係の改善と発展を望んでいる。中国側はフィリピン側に対して、誤ったやり方を正し、中国側が2010年3月に行なった「中比海上問題定期協議制度」の設置や2012年1月に行なった「中比信頼措置制度」の再開などの提案に積極的に応じ、二国間交渉による係争解決という正しい軌道に戻るよう促す。(編集NA)

「人民網日本語版」2013年7月17日

 

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