(3)中米の経済貿易関係
中米の経済貿易関係と米国の「冷戦思考」について、馬氏は「中米貿易は相互補完性が高い。米国が政治的要素を経済貿易的要素に持ち込むのは合理的でなく、戦略上のメリットもない。米国が政治干渉するのではなく中国企業に平等な機会を与えさえすれば、中国企業は正常な対米投資を行なうことができ、中米の貿易関係、経済関係にとって大きなメリットとなる」と指摘した。
(4)サイバーセキュリティ
スノーデン事件が中米戦略対話に影響を与えるかどうかについて、馬氏は「今回の対話で中米はサイバーセキュリティ部会を設け、この問題について専門に話し合う。サイバーセキュリティは事実上世界各国に関係する。米国だけが注目しているのではなく、中国はそれ以上に注目している。事実上、中国はサイバー攻撃の主要被害国の1つだ。中国が米国と作業部会を設置して話し合うことに同意したこと自体が、中国の開かれた協力姿勢を物語っている。米国は協力の大局の観点から考える必要がある。協力・ウィンウィンこそが目標であり、一方的な非難をすべきではない。今回の対話が比較的前向きな成果を上げ、サイバーセキュリティ分野の協力の強化が促されることを希望する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年7月10日
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