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中国の国産アニメ・漫画 「乳離れの時期」--人民日報

 

先月31日に中国で初日を迎えた中国の国産アニメ「潜艇総動員3」は6月1日の国際児童デーの期間も、悪くない興行成績を記録した。しかし、すでに公開して1カ月を超えるドリームワークスのアニメ映画「The Croods(原題)」(中国題名:瘋狂原始人)の成績と比べると、どうしても見劣りする。すでに興収3億元(約46億2600万円)を突破した「The Croods」は、あまりの人気に6月下旬まで上映期間が延長された。映画を見終わった後、映画館から話しながら笑顔で出てくる子供や保護者たちの中には、「いつになったら中国もこのような素晴らしいアニメを撮れるようになるのか?」と思わず口にしてしまう人も多かった。「人民日報」が伝えた。

業界の関係者や専門家による包括的な分析によると、国産アニメ・漫画が立ち遅れている要因には、▽さまざまな技術・設備の不足、▽産業チェーンの不整備、▽徹底されていない著作権保護、▽人材の不足などといった点が挙げられる。しかし、このほかにも無視できない要因がある。それは、政府の過度な支援や保護政策が、もしかすると国産アニメ・漫画から進取の精神を失なわせるかもしれないという点だ。

近年中央政府が地方政府に対して公布した国産アニメ・漫画に関する政策措置を調べてみると、その他の文化産業とは比較にならないほど、政府が国産アニメ・漫画を支援する力の入れ具合が大きいことに容易に気付く。中国共産党第17期中央委員会第6回全体会議の「文化体制改革を深化させ、社会主義 文化の大発展・大繁栄を推進させることについてのいくつかの重大問題に関する決定」や「国民経済と社会発展第12次五カ年計画綱要」、「『十二五』(2011年から2015年までの第12次五か年計画)期間についての文化改革発展計画綱要」は、いずれも国産アニメを重要なプロジェクト内容として捉え、その中で明記している。

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