北京市と河北省は、北京大外環高速道路建設戦略を加速することで意見を一致させた。河北省交通運輸庁が明らかにした情報によると、北京大外環高速道路は全長約940キロで、2015年に全線開通し、河北省の11本の高速道路が北京と直結することになる。北京・河北省の交通一体化の進展が全面的に加速し、環首都経済圏が急速に形成される。燕趙都市報が伝えた。
北京大外環高速道路の別称は京津冀環線高速道路で、全長約940キロを計画している。そのうち北京市内は密雲--タク州高速道路北京区間、承徳--平谷高速道路北京区間があり、約90キロに達する。河北省内の高速道路の距離は約850キロ。河北省内ではすでに廊坊--タク州区間、北京--新疆高速道路河北区間、張家口--承徳高速道路張家口--崇礼区間、承徳--唐山高速道路承徳--興隆区間、張家口--タク州高速道路張家口区間の約335キロが開通している。建設中のプロジェクトには、張家口--承徳高速道路崇礼--承徳区間、密雲--タク州高速道路廊坊--北三県区間、張家口--タク州高速道路保定区間の約445キロが含まれる。他にも、約70キロの承徳--平谷高速道路の建設を予定している。河北省で建設中の高速道路は、計画通りに建設を進めており、建設予定の高速道路は路線プランの研究作業を進めている。2015年には、北京--承徳、密雲--タク州、承徳--平谷、北京--秦皇島、北京--ハルピン、北京--台北、大慶--広州、北京--香港--マカオ、北京--昆明、北京--新疆、北京--チベットの11本の高速道路の河北省区間がそれぞれ北京と直結する。
また河北省と北京の一般幹線道路の建設も急ピッチで進められている。2015年に、河北省と北京を結ぶ幹線道路は、18本から36本に増加する。2020年末に、河北省内の北京と隣接するすべての県・市・区は、一級道路により結ばれる。
北京は中国西北部の物資の水運、東北地区および中南部・西南部の物資交流の重要な中枢で、河北省南部・東部・北部間の移動は北京を通過する必要がある。河北省から北京を通過する膨大な数の車両は、北京の大気汚染と渋滞に一定の圧力をもたらしている。業界関係者は、北京大外環高速道路の建設は、上述した問題を効果的に解決すると指摘した。例えば、密雲--タク州高速道路は平谷・三河・香河・廊坊・固安などの各地を通過する。北京大外環高速道路は「C」の字型で北京の市街地を包むため、北京七環路とも呼ばれる。同プロジェクトは竣工後、北京--瀋陽、北京--台北、大慶--広州などの多くの高速道路を結びつけ、北京市南東部の既存の越境交通、特に貨物輸送の越境交通は、北京の周辺地区に徐々に移転される。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年6月5日
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