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国防部:フィリピン軍艦の仁愛礁停泊は不法

 

耿雁生報道官

国防部(国防省)の耿雁生報道官は30日の定例記者会見で、フィリピン軍艦による仁愛礁(アユンギン礁)への不法停泊、日本側による中国潜水艦の脅威の扇動的報道、米側によるサイバー攻撃発言などの問題について質問に答えた。

記者:報道によると、フィリピンは5月初めに仁愛礁に軍艦を派遣した。1999年から仁愛礁に停泊する老朽揚陸艦を固定・補強するとともに、機会をうかがって仁愛礁における軍事的プレゼンスを拡大したい考えだ。これは事実か。

耿報道官:中国は仁愛礁を含む南沙(スプラトリー)諸島およびその周辺海域に対して争う余地のない主権を有する。中国海軍艦艇が管轄海域でパトロールを行なうのは完全に正当なことだ。

1999年にフィリピンは座礁を口実に軍艦一隻を南沙諸島仁愛礁に不法に停泊させた。中国側はフィリピン側に繰り返し厳正な申し入れをし、同艦を撤去するよう要求した。だがフィリピン側は中国側の厳正な立場と自らの約束を顧みず、不法なプレゼンスの強化、仁愛礁の不法な侵奪・占拠を企てている。これは中国の領土主権に対する深刻な侵害であり、「南中国海における関係国の行動宣言」に違反する。国家の領土主権を守る中国政府・軍の決意と意志は確固不動たるものだ。われわれは事態を複雑化、拡大させる関係国のいかなる行動にも断固反対する。われわれはフィリピン防衛当局の指導者が「領土を防衛するために最後の一人まで戦う」と述べたことに注意を払っている。フィリピン側は他国の領土ではなく、自国の領土を防衛すべきだ。(編集NA)

「人民網日本語版」2013年5月31日

 

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