洪磊報道官
中米首脳会談について外交部(外務省)の洪磊報道官が12日の定例記者会見で質問に答えた。
記者:今回の中米首脳会談に中国側はどのような成果を期待しているか。
洪報道官:今回の会談は中米両国政府の新体制発足後初の最高指導者会談であり、中米双方の戦略面の意思疎通と相互信頼の強化、互恵協力の深化、溝の実効性ある管理・コントロール、中米協力パートナーシップの発展の促進、新型の大国間関係の構築の模索にとって非常に重要な意義を持つ。両国首脳は両国関係および関心を共有する国際・地域問題について幅広く、踏み込んで意見交換する。
記者:ホワイトハウスは声明で、両国首脳は会談で過去4年間の米中関係の進展と試練を振り返り、今後の協力強化策および両国間の溝の建設的な管理・コントロールについて話し合うと表明した。中米間の溝をどう見るか。
洪報道官:過去4年間、中米関係は全体的に積極的な発展という良好な基調を維持した。双方は経済貿易、エネルギー、環境保護、人、文化、地方など幅広い分野で対話や協力を強化し、世界金融危機や気候変動などグローバルな試練への対応、および朝鮮半島やイランの核問題で緊密な意思疎通と調整を保っている。もちろん中米間には溝や問題もいくつか存在し、適切に処理し、積極的に管理・コントロールする必要がある。
今年、中米関係は良好なスタートを切り、さらなる発展への重要なチャンスを前にしている。中国側は米側と共に、両国首脳間の共通認識を真剣に実行に移し、理解と相互信頼を強化し、対話と協力を深化し、溝や摩擦を適切に処理し、中米関係の積極的な発展基調を保持・強化し、中米関係の健全で安定した軌道に沿った前向きな発展を促すことを望んでいる。これは両国の根本的利益に合致し、世界の平和と発展にもプラスだ。
記者:首脳会談にこの時期を選んだのはなぜか。
洪報道官:現在、中米関係は新たな歴史的時期にあり、重要な発展のチャンスを前にしている。中米双方共にできるだけ早く首脳会談を開催し、今後の中米関係の発展について戦略的な意思疎通を行い、計画を立てることを望んでいる。両国首脳の日程上、6月初めの開催が適していた。
記者:会談ではどのような議題について話し合うか。朝鮮とイランの核など焦点となっている問題は話し合われるか。
洪報道官:両国首脳は戦略的、長期的観点から、各自の内外政策、両国関係の発展に関わる重大な戦略的問題、および関心を共有するグローバルな問題や地域的問題について全面的に、踏み込んで意見交換する。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年5月22日
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