中国政府の招待で国際獣疫事務局(OIE)の派遣したパリ本部の専門家と中国農業部(農業省)の派遣した専門家からなる合同視察チームが、鳥インフルエンザ(H7N9)の感染状況を現地視察した。専門家チームは「現在までのところ家禽飼育場で鳥インフルエンザ感染は確認されておらず、動物から陽性反応も出ていない。これは飼育場での感染リスクが低いことを示している。人への感染はウイルスを持った鳥類または汚染された環境との接触によるものであり、引き続き家禽市場の感染防止対策を完全なものにすべきだ」と指摘した。
また「現在のところ、家禽類の肉や卵を食べたことによる人への感染を示す証拠はない。H7N9のA型を含む鳥インフルエンザの防止・抑制措置の1つは特定範囲内の動物を処分することだ。われわれは動物の処分が規定に厳格に照らして無害化したうえで行われており、食品や飼料に混入することはないことを確認した。適切に処理され、火の通った家禽類の肉や卵は食べても安全だ」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年5月5日
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