外交部（外務省）の華春瑩報道官は2日の定例記者会見で、中日関係について「われわれは日本側が歴史に責任を負う姿勢に基づき、歴史を深く反省し、実際の行動によってアジア隣国と国際社会の信頼を得ることを希望する」と表明した。

記者：最近日本の指導者は歴史問題について弁解を繰り返しているうえ、憲法改正問題においてアジア隣国に説明する必要はないと公言している。こうした日本側のマイナスの動向についてコメントは。

華報道官：歴史は鏡だ。過去に誠実に向き合ってのみ、真に未来を得ることができる。一部の者の言動によって歴史が変わることはない。われわれは日本側が歴史に責任を負う姿勢に基づき、歴史を深く反省し、実際の行動によってアジア隣国と国際社会の信頼を得ることを希望する。

歴史的原因によりアジア隣国は日本の発展動向を強く注視し続けている。われわれは日本が平和的発展の道を歩み、歴史を鑑として、地域の国々の懸念を尊重し、地域の平和と安定にプラスのことをするよう希望する。

記者：中日環境保護相会合が中日関係の現状にかんがみて中止になったとの日本メディアの報道について、確認をいただきたい。

華報道官：具体的は質問は主管当局に問い合わせてもらいたい。中国は環境保護協力について一貫して開放的姿勢であり、環境保護分野で関係国との交流や協力を強化し、互いに学び、参考にすることを望んでいる。

記者：中日韓首脳会議の準備状況について紹介していただきたい。

華報道官：中国は中日韓協力を重視し、韓国が主催国として今年の中日韓首脳会議を成功させることを支持している。各国と共に努力して、会議の順調な開催のために十分な準備をしたい。会期については関係方面が緊密な意思疎通と協議を続けていると理解している。

記者：先日米国のヘーゲル国防長官は日本の小野寺五典防衛相との会談後、米国は釣魚島（日本名・尖閣諸島）に対する日本の施政権を承認しており、日本の施政権を損なういかなる一方的行動にも反対だと述べた。これについて中国の崔天凱駐米大使はメディアに、他国が日本の肩を持って自らを傷つけることをしないよう望むと述べた。これについて何か補足や論評はあるか。

華報道官：崔大使はこの問題についてすでにはっきりと述べており、関係各方面もはっきりと理解したはずだ。私として補足はない。（編集NA）

「人民網日本語版」2013年5月3日