4月20日に四川省雅安市芦山県でM7.0の地震が発生したのを受け、中国中央政府の香港駐在出先機関である中央人民政府駐香港特別行政区連絡弁公室(事務所)はこのほど、被災地に対する寄付金として、4月30日の時点で1億7200万香港ドル(約21億5600万円)を受け取ったことを明らかにした。粉ミルク1万缶も救援物資として送られたという。そのほか香港の各界が救援の手を伸ばしている。人民日報が報じた。
香港紅十字会(赤十字)、香港ワールド・ビジョン、香港オックスファムなどの機構も、市民から多くの寄付金や救援物資を受け取り、救援活動のためにスタッフも派遣している。うち、香港紅十字は、緊急支援として100万元(約1500万円)と大量の救援物資を送った。また、医療チームを被災地に派遣すると同時に、被災救済主任を派遣して、被災地でどれほどの救済活動が必要かを詳しく調査している。さらに、4月24日午後3時の時点で、同会は寄付金756万香港ドル(約9500万円)を受け取った。一方、ワールド・ビジョンは26日の時点で、救済・復興支援金として700万香港ドル(約8800万円)を受け取った。オックスファムも、この先3年の救済・復興計画を策定し、1万7千世帯を救済したいとしている。
前出事務所の公式サイトでは、受け取った寄付金の一覧表が随時更新されており、列挙されている寄付者の氏名を見ると、商工業界だけでなく、社会団体や個人からも、支援の手が伸ばされている。うち、慈善基金・李嘉誠基金会が3000万香港ドル(約3億7500万円)、不動産開発大手・碧桂園集団が1000万香港ドル(約1億2500万円)、霍英東基金会が500万香港ドル(約6125万円)、大手コングロマリット・九龍倉集団の呉光正主席が1000万香港ドル、香港中国企業協会が500万元、香港中華総商会が300万香港ドル(約3800万円)、香港総商会が100万元、香港賽馬(競馬)会が1000万、銅鑼湾街坊福利促進会が30万香港ドル、東華三院が200万香港ドル(約2500万円)、饒宗イ(イ=臣へんに頁)基金会が50万香港ドル(約600万円)、香港地鉄(地下鉄)が100万香港ドル、香港広東社団総会が300万香港ドル、香港福建社団聯会が200万香港ドル、香港仏教聯合会が100万香港ドルをそれぞれ寄付している。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年5月2日
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