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朝鮮半島情勢の緊張激化 国際社会が注視

 

■中国:いずれの側が緊張を激化させることにも反対

米国務省のベントレル報道官は「再び核実験またはミサイル発射を行ってはならない。さもなくばさらに大きな圧力と一層の孤立に直面することになる」と朝鮮に警告した。米ブルッキングス研究所ジョン・L・ソートン中国センターのジョナサン・ポラック主任は取材に「朝鮮半島で大規模な衝突が勃発する可能性は小さい。これは外交を専門とする米国の学者の間で一定の支持を得ている見解だ」と述べた。

ロシア外務省のアレクサンドル・ルカシェビッチ報道官は9日、「朝鮮半島に武器を送り込む、ミサイル防衛システムを配備する、その他朝鮮の核の脅威を除去する範疇を明らかに超える行為にロシアは反対する。朝鮮の核問題を解決するには政治的、外交的努力を放棄すべきでない。他のいかなる選択も東アジアに大きな動揺を引き起す可能性がある」と述べた。

中国外交部(外務省)の洪磊報道官は9日の定例記者会見で「韓朝双方の関係改善、和解、協力は朝鮮半島の平和と安定に寄与する。現在朝鮮半島は非常に複雑で敏感な情勢にある。中国はいずれの側が緊張を激化させる行動を取ることにも、いずれの側が朝鮮半島の平和・安定を損なう行動を取ることにも反対する。朝鮮半島の平和・安定維持は各国共通の利益であり、共通の責任でもある。関係各国が各自の責任をしっかりと担い、地域の平和と安定の大局を守り、挑発的行動を取らず、緊張を一層エスカレートさせず、情勢の立て直しを図ることを希望する。それと同時に、長期的観点から、できるだけ早く6カ国協議を再開し、対話と接触を継続し、関係を改善し、朝鮮半島の非核化を推進し、北東アジアの長期的安定・平和を図るべきだ。朝鮮の核問題における中国の立場は一貫した、明確なものだ。われわれは朝鮮半島と北東アジア地域の平和・安定を守り、朝鮮半島の非核化プロセスを推進するためにたゆまず努力してきたし、今後も引き続きそうしていく」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2013年4月10日

 

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