習近平国家主席は26日、プレトリアで南アフリカのズマ大統領と会談した。

習主席は「中国と南アフリカは共に重要な発展途上国であり、似た歴史、相連なる運命、頼りにし合う未来を持ち、両国関係は戦略的意義と世界的影響力を強めている。中国は互恵・ウィンウィンの原則に基づき両国協力を推進することを望んでいる。中国は中国系企業・金融機関がインフラ整備、鉱業、エネルギー、自動車など南アフリカ側が優先的に発展させる分野で投融資協力を行うことを奨励し、支持する。双方は両国企業による重大な協力プロジェクトの実施を誘導し、支援すべきだ」と表明した。

また「双方は未来に目を向け、人的交流を強化し、2014年と2015年の互いの『国家年』活動を共同で成功させるべきだ。中国は南アフリカに中国文化センターを設立し、大学の運営協力を推し進め、両国友好の後継者をより多く育成する」と述べた。

ズマ大統領は「南アフリカは最大の貿易相手国としての中国の地位を重視している。部（省）級共同作業部会を設立することで、より多くの中国企業の対南アフリカ投資を誘致し、インフラ整備などの協力プロジェクトを推し進め、二国間貿易のバランスのとれた成長を図りたい。南アフリカの農業、教育、衛生、人材育成事業への中国側の支援に感謝する。これは貧困削減、雇用増加、南アフリカの近代化推進にプラスだ。『国家年』活動の相互開催を通じて、相互理解と友情を深めたい」と表明した。

会談後両氏は経済、貿易、金融、投資、エネルギー、鉱物、文化、教育、インフラ整備などの協力文書の調印式に揃って出席した。（編集NA）

「人民網日本語版」2013年3月27日