洪磊報道官
外交部(外務省)の洪磊報道官は26日の定例記者会見で、フィリピンが提出した仲裁関連の文書は「南中国海における関係国の行動宣言」でのASEAN諸国と中国の共通認識に違反しているうえ、事実面でも法律面でも深刻な誤りがあり、さらに中国側に対する事実と異なる非難が多く含まれていることから、中国側がその受け入れを拒絶し、突き返したことを明らかにした。また「中国はフィリピンが約束を恪守し、問題の複雑化や拡大を招くいかなる行動も取らず、二国間の交渉による係争解決という正しい軌道に戻ってくることを希望する」と述べた。
フィリピン・デイリー・インクワイアラー紙ウェブサイトは26日、南中国海をめぐるフィリピンと中国の係争を仲裁するグループのメンバーとして国際海洋法裁判所が裁判官1人をまた任命したことをフィリピン外務省が25日に確認したと伝えた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年3月27日
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