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中国モバイル決済市場 2015年には7000億元規模に

 

易観智庫はこのほど、モバイル決済市場のデータに関する統計をまとめた報告書「中国第三者決済業界の発展段階・モデルの研究」を発表した。それによると、2011年の中国モバイル決済市場の取引総額は742億元(約1兆1130億円)に達し、2015年には同規模が7123億元(約10兆6845億円)に達する見通しとなった。決済会社はモバイル決済商品の開発を強化している。2011年下半期より、中国市場では多くの企業(拉卡拉、快銭、楽刷など)がスマートフォン用の外付けカードリーダーを提供している。スマホ用カードリーダー決済市場は、社会各界からの注目を集めた。新華網が伝えた。

易観智庫は同報告書の中で、拉◆拉、楽刷およびその他のスマホ用カードリーダーを比較した。拉◆拉のスマホ用カードリーダーは提供開始からまだ日が浅いが、利便性が高い個人向け決済サービスを長期間提供してきたことによるブランド効果、銀行カードの全面的なサポート、豊富なバックグラウンドアプリにより、業界内でトップの地位を占めている。易観智庫は、個人ユーザーが使用するスマホ用カードリーダーの、iOS・アンドロイド版のダウンロード状況について統計を行った。その結果、2012年末時点で拉◆拉のカードリーダーのダウンロード件数が最多となり、83.5%のシェアを占めたことが明らかになった。

易観智庫の報告書は、「中国のスマホ用カードリーダーの目覚ましい発展は、中国の銀行カードの高い普及率によるものだ。銀行カードの発行と対応の発展により、ユーザーは銀行カードを利用した決済に慣れ親しんでいる。拉◆拉を始めとする決済会社が開発するスマホ用カードリーダーは、主に個人ユーザーを対象とし、その遠距離決済の需要を満たすものだ。しかしスマホ用カードリーダーは高い同質性を持つため、同業界の競合の鍵となるのは、バックグラウンドシステムの改善の程度だ」とまとめた。(編集YF)

*◆は「上」と「下」が上下に組み合わさった字

「人民網日本語版」2013年3月18日

 

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