■医療保険
-----医療保険制度を再構築
中国では現在、4つの医療保障システム(公費医療、従業員基本医療保険、都市部住民医療保険、新型農村合作医療制度)が共存している。
初めに、都市部医療保障の「3システムの統一」による制度の簡略化を図り、「都市部基本医療保険制度」を構築し、国の負担分を80%とし、個人の費用負担を20%に引き下げる。次に、農村社会医療保険を制定し、農村部住民を全面的にカバーする。それから、都市部・農村部の医療保険の共存を許可する。最後に、2020年までに社会医療保険の全民化という目標を実現する。現在は福利制度・強制的保険制度・自主的保険制度が共存しており、その保障水準には大きな開きがあるため、改革を加速する必要がある。
■零細企業
-----増値税・営業税の徴税基準を引き上げ
金融イノベーションにより複数レベルの金融システムを構築し、零細企業の資金難・高金利の問題を緩和するべきだ。民間企業の健全かつ秩序ある発展、民間資本による都市部団地の中小銀行の発展を促し、銀行の零細企業を対象とする融資サービスを奨励し、融資ルートを拡大するべきだ。
また財政・税制の改革を深化し、零細企業に対する大幅な減税と費用負担減少を推進するべきだ。零細企業に対する減税額を百億元規模から千億元規模に拡大し、零細企業の経営難を積極的に緩和する。増値税・営業税の徴税基準を引き上げ、所得税の税優遇を拡大し、費用算入基準を緩和し、営業税から増値税への徴収変更を加速する。
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