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両会が間もなく開幕 5つの経済要素に注目

 

第12期全国人民代表大会代表、中国民主建国会中央委員会副主席、エコノミストの辜勝阻氏はこのほど、本紙の単独インタビューに応じた。辜氏は今年の「両会」(全国人民代表大会と全国政協会議)で、都市化・改革の進化・零細企業の支援・社会保障制度の再構築・大気および飲用水の安全などが注目されると予想した。辜氏の発言内容は下記の通り。人民日報海外版が伝えた。

都市化

-----農民が市民に、雇用安定化

新型都市化の最大の特徴は、人の都市化を強調している点だ。新型都市化を推進する上では、人の都市化と土地の都市化の関係をうまく処理し、移住人口の市民化を加速し、出稼ぎ労働者の「職業を農業から非農業に、地域を農村から都市部に、身分を農民から市民に」という3つの変化を促す必要がある。

移住人口の市民化の鍵は、安定した就職先だ。そのため出稼ぎ労働者、特に新世代の出稼ぎ労働者の職業訓練・創業支援システムを構築し、創業を奨励する環境を整え、その就業・創業能力を強化し、雇用の質を高め、彼らがより良く都市社会に溶け込めるようにする必要がある。同時に市の設置基準を調整し、より多くの優良な中小都市を建設し、より多くの居住人口の現地での都市化・市民化を実現し、「どこに行けば良いのか」という問題を解決するべきだ。

改革

-----独占企業を競争に引きこむ

現在の体制改革の深化は、トップダウン設計と全体計画を重視する他、政府体制・独占業界・所得分配・金融体制・財政および税制体制などの重点分野の改革を着実に推進する必要がある。現在最も重要な改革は、政府行政体制改革だ。この改革の中で、政府と市場の関係を適切に処理し、権利放棄・権利分配・権利制限を行い、越権行為と権力侵害を防止するべきだ。

独占業界の改革を加速し、業界監督体制を構築し、公平な競争を促すべきだ。政治・企業および政治・資本分断を推進し、政府機能の変化を加速し、行政による不必要な独占をなくしていく。独占業界を出来る限り競争のメカニズムに引き込み、競争が存在する分野の市場開放、資本の多元化、競争が存在するサイクルの分離などの措置により、競争を通じて国有経済の活力・抑制力・影響力を高めるべきだ。

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