全国休日観光部間協調会議弁公室は15日、2013年第7号春節休日観光旅行情報報告を発表した。7日にわたる連休中の北京、天津、上海など重点観光都市39カ所のモニタリングによると、連休期間中に訪れた観光客はのべ7600万人と前年同期比で15%増加。また故宮、曲阜三孔、博鰲、玉竜雪山といった重点風景区では期間中の来場者数が前年同期比で約20%増加している。
■周辺観光、近場観光が重要な特徴
全国の各級観光部門は現地の特徴と民俗的特色を結びつけて様々な形式の観光イベントを実施している。北京市、山東省、上海市、広東省、陝西省、江蘇省、雲南省などでは廟会(縁日)や迎春の灯会、花卉展、新年の祝賀活動など伝統的な民俗的祭典イベントを実施。黒竜江省や吉林省、遼寧省、新疆維吾爾(ウイグル)自治区、内蒙古自治区、山西省などでは雪と氷をテーマにしたイベントが行われた。様々な観光イベントに多くの市民や観光客が集り、春節のお祝いムードを盛り上げた。
春節の連休が始まると全国の多くの風景区や観光地で観光客が大幅に増加し、特に近場の観光へ出かける人が増えている。都市周辺の民俗観光、レジャー観光、ツーリング観光、農村観光などが人気を集めている。廟会やグルメ、温泉、スキーなど体験が楽しめ、一家全員が参加できる形態が人気を集めている。
■遠距離の観光では南北地域が人気 海外旅行はタイ、韓国が中心
雪や氷をテーマにした東北地区の観光と、南部の避寒観光が春節連休中の人気の観光地となっており、哈爾濱(ハルビン)、長春、瀋陽、大連、厦門(アモイ)、海口、三亜が人気を集めている。哈爾濱には連休中に前年同時期に比べて3.76%増加の309万3800人が訪れ、宿泊客が19.2%を占めている。6日目までの海南省訪問者数はのべ51万1000人で、同19.67%増加した。
全国団体観光サービス管理システムの情報によると、2013年の春節連休期間に中国大陸部を訪れた国外からの観光客数はのべ400万人以上と前年同期比で14%増加。連休の7日間の1日あたり出国者数は42万人、10日と11日はそれぞれピークの61万人に達している。また1日あたりの外国人観光客数は230万人以上で、12日にピークの256万人に達した。この春節連休中に最も人気の海外旅行先はタイ、韓国、香港、澳門(マカオ)、台湾となっている。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年2月17日
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